HTML

HTMLの標準仕様HTML Living Standardについて。WHATWGって何。

HTMLの標準仕様HTML Living StandardはWHATWGが決めてるらしい

HTMLってW3Cだと思ってたんですよ。

なんかこうやって書こうねっていう、みんなが守るべき指針みたいなものを策定する人達、みたいなイメージで。

で、最近(といっても自分の場合はここ数年って感じですけど)WHATWGという基準を見るようになりまして。

複数仕様があって、それが微妙に違うという、なんかちょっとめんどくさいことになってたんですよね。

でもどうやら、1年ぐらい前に、今後の標準仕様はWHATWGが決めるってことになった、らしいんですよね。

とりあえず決めてくれたみたいなので、良かったです。

以下が、WHATWGが策定しているHTML Living Standardってやつのページです。

HTML Standard

今のバージョンはこれ! みたいな感じで策定するのではなく、日々更新されているのが特徴です。

日本語翻訳をしてくれている方もいるようです。ありがたいことです。

HTML Standard 日本語訳

最新を見たい場合は、本家を見ると良いでしょう。

WHATWGって何

「Web Hypertext Application Technology Working Group」の略だそうです。

WHATWGってなんて発音するんですかね。Googleで検索するとそれっぽいのが出てきますが。weblio辞書を見るとワットダブルジーってありますね。

Apple、Mozilla、Opera の開発者によって 2004 年に設立されたHTML関連技術の開発をするためのコミュニティ、とのことです。HTMLもそうですが、DOMとかもそうなんですね。

W3Cがweb開発者のニーズをあまり反映しない感じだったので、ブラウザの開発者たちが集まって自分たちで決めるわ、という感じでつくった別のコミュニティ、ってことなんですかね。

公式は以下です。

Web Hypertext Application Technology Working Group (WHATWG)

2017年、Apple、Google、Microsoft、Mozillaは以下のようにステアリンググループってのを作ったそうです。

以下のgithubにあります。

GitHub - whatwg/sg: A place to raise issues with the WHATWG Steering Group
A place to raise issues with the WHATWG Steering Group - whatwg/sg

各種のブラウザを開発している会社がだいたい関わっている団体なんですね~。ちゃんとチェックしとかないといけないですね。アンテナ張ってる人にとっては今更って言われてしまいそうですが。

HTML5の使用がW3CとWHATWGで違ってた問題

HTML5の標準仕様ってこの2つで微妙に違ってたんですよね。

例えばですが、Fixing bugs and matching reality better という項目で、HTML5.2では、<style> within the <body>.ってあってbody内にstyle要素を書いて良くなったのか~なんて思ったんですけど、HTML Living StandardではOKしてなかったり、とか。

まあ、body内に、styleタグで囲んでCSSを書いても、だいたいちゃんと表示されるんですけどね。ただ、ずっとそのままかどうかはわからないわけで、基準にそって書いておいた方が良いわけです。

以下、WHATWGのHTMLチェッカーになります。

気になる人はここで自分のページを調べて見ると良いでしょう。

HTML Conformance Checkers — WHATWG

とりあえず自分も試してみたところ、以下のようにScriptでのcharsetはなくなったよ、といわれました。

Warning: The charset attribute on the script element is obsolete.

ツイッターのフォローしてねボタンでして、twitterが公式で用意しているやつをコピペしたんですけど、結構前だったので、残っちゃったんですかね。

その記述を治したら後は問題ないよと言われました。

まとめ

とりあえず基準ってなんだっけ? とおもったら「HTML Living Standard」を見ればいいんですね。

日々更新されているさしいので、こまめに見ておこうと思います。

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