IPアドレス(アイピーアドレス)とは
IPアドレス(Internet Protocol address)とは、通信の相手先を識別するための番号です。
インターネット・プロトコル (IP)とはインターネットで通信する際の規格です。
プロトコルが規格の部分です。通信を行うための手順や決められていることをあわらしています。約束事、決め事だと思えば良いです。伝達方法や、通信相手の特定、データ構成などなどをあらかじめ決めてあります。その決め事に従って通信します。
その際に、通信相手を特定する際に使われるのがIPアドレスになります。
ネットワークにつながれた機器はにはたいていIPアドレスがついています。
また、インターネット上での通信も、IPアドレスで相手先を判別しています。
IPアドレスの形式
「127.0.0.1」「192.168.0.1」 などのように、「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式で表されます。
「0.0.0.0」~「255.255.255.255」がIPv4形式のIPアドレス範囲になります。
IPアドレス(IPv4)の組み合わせ数は約43億個で、現状全てが全世界に割り当て済みで、枯渇が問題になっています。
そのため、実質的に量を気にしなくてよいIPv6方式の利用が進められていますが…、まだあまり普及していません。
IPアドレスは「ネットワーク部」と「ホスト部」に分かれています。
IPアドレスの意味は、ネットワーク部がネットワークを、ホスト部がネットワーク内のどのコンピュータかを示しています。
どこまでがネットワーク部で、どこまでがホスト部かはサブネットマスクで決められています。
例えば「192.168.0.1」のIPアドレスで、サブネットマスクが「255.255.255.0」場合、最初「192.168.0」がネットワーク部で最後の「1」がホスト部です。
IPアドレスの種類
IPアドレス(IPv4)として、まずプライベートIPアドレスと、グローバルIPアドレスに分かれます。
プライベートIPアドレスは家庭内や会社内のネットワーク機器で使用する物です。自ネットワーク内でのみ一意になります。
グローバルIPアドレスは、インターネット上で通信するためのもので、世界でほかのアドレスと重複しないIPアドレスになります。
さらに、各IPアドレスの種類の下に、動的IPアドレスと固定IPアドレスがあります。
固定IPアドレスは一度設定すると変更されないものです。動的IPアドレスはネットワークに接続するごに変わります。と言っても多くのケースで頻繁に変わることはあまりないのですが。
まとめ
IPアドレスとはインターネット上の住所みたいなものです。
なので、誰かに何かを届けるときに、被ってしまっていては正確に届けることができません。
この被りのない住所がグローバルIPアドレスです。インターネット接続の時に言うIPアドレスはこっちです。
ただ、例えば会社の中に入ってしまえば、どのフロアを何に使っていても、その会社の自由です。
こちらが、プライベートIPアドレスです。
厳密にはちょっと違いますが、なんとなくそんな感じで覚えておくと良いかと思います。